ご挨拶

西谷隆義前理事長の急逝を受けて昨年6月に理事長に就任し、新しい理事も加えて事業を実施してきましたが、皆様の暖かいご支援を頂戴しまして新年度を無事に迎えることができました。

CROSS(一般財団法人 総合科学研究機構)は、平成10年、つくばという土地柄を活かした「産学協同」の推進役として、前身の真空科学研究所を改組し、平成23年に一般財団法人に移行しました。CROSSの現事業は、つくば、東海地域を拠点として、国内外の研究機関や民間企業、知識社会等と連携協力し、研究開発、研究支援、教育研修、調査研究、情報交換等に関する事業を行い、総合科学及び先端的科学技術に関する分野の発展並びに文化の向上に寄与することを目的としております。

つくば地域では、総合科学研究センターが中心となり、地域に蓄積された研究環境や知的財産の有効活用や組織から離れた研究者や技術者に対する「研究の場」の提供や文系・理系の研究者が交流する「研究懇話会」や一般向けの「公開講座」等を展開するとともに、本年2月に第58号を発行した機関誌「CROSS T&T」(T&Tは「つくば&東海」)は、会員はもとより県内外の公共機関等に幅広く配布し、地域の総合科学技術情報発信基地の役割を果たしております。

一方、東海地域においては、特定先端大型研究施設の共用の促進に関する法律(共用促進法)に基づく登録施設利用促進機関として文部科学大臣より選定され、平成23年4月からは、東海にある特定中性子施設(J-PARC MLF)において、実験課題の選定や研究者の実験を支援する利用促業務を開始しており、本年4月で8年目を迎えました。中性子科学センターの理念、基本方針のもと、役職員一丸となって利用促進業務に取り組んできております。MLFの利用研究を通して成果の最大化が求められる段階になっておりますが、ユーザーの皆様が更なる成果を挙げられますよう利用促進業務に邁進していく所存であります。

つくば地域と東海地域がこれまで以上に連携を強化し、総合科学及び先端科学技術分野の発展並びに文化の向上に貢献して参りますので、更なるご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

平成30年4月  横溝英明

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