ご挨拶

総合科学研究機構(CROSS)は、1998年に前身の真空科学研究所を改組し、つくばという土地柄を活かした「産学協同」の推進役を担うべく財団法人として再出発しましたが、2011年公益法人に関する法令改正に伴って一般財団法人に移行しました。CROSSの現事業は、つくば、東海地域を拠点として、国内外の研究機関や民間企業、知識社会等と連携協力し、研究開発、研究支援、教育研修、調査研究、情報交換等に関する活動を行い、総合科学及び先端的科学技術に関する分野の発展並びに文化の向上に寄与することを目的としております。

つくば地域では、総合科学研究センターが中心となり、地域に蓄積された研究環境や知的財産の有効活用や組織から離れた研究者や技術者に対する「研究の場」の提供や文系・理系の研究者が交流する「研究懇話会」や一般向けの「公開講座」等を展開するとともに、機関誌「CROSS T&T」(T&Tは「つくば&東海」)を年3回(2月、6月、10月)会員はもとより県内外の公共機関等に幅広く配布し、地域の総合科学技術情報発信基地の役割を果たしております。

一方、東海地域においては、特定先端大型研究施設の共用の促進に関する法律(共用促進法)に基づく登録施設利用促進機関として文部科学大臣より選定され、2011年4月からは、東海にあるJ-PARC物質・生命科学実験施設(MLF)において、実験課題の選定や研究者の実験を支援する利用促進業務を実施しており、登録機関の活動は本年4月で10年目を迎えました。登録機関の業務実施期間は5年間であることから、本年度第3期登録機関の再選定を受ける予定にしております。昨年度のMLFは、夏季保守作業において予想外に時間がかかり実験計画に30日を超える遅れが出てしまったこと、さらには新型コロナウィルスの感染拡大の影響で利用者が来所できないことや利用課題のキャンセルが発生しました。本年度は、これらの利用研究の遅れを取り戻すべく、最大限の努力をして参りたいと考えおります。中性子科学センターの理念、基本方針のもと、職員一丸となって業務に取り組み、MLFの利用研究を通して画期的な成果を創出し、科学技術の進展に貢献できますように利用促進活動に邁進していく所存であります。

つくば地域と東海地域が密に連携を取って、総合科学及び先端科学技術分野の発展並びに文化の向上に貢献して参りますので、更なるご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。

2020年4月  理事長 横溝英明

 

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