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アトックス技術開発センターを訪問  原子炉除染技術の最前線 

RACCOON Ⅱのデモンストレーション

一般財団法人 総合科学研究機構(CROSS)は4月20日、千葉県柏市の株式会社アトックス(本社・東京都港区、矢口敏和社長)技術開発センターを訪問し、原子力施設における除染・洗浄等に関わる技術開発の最前線を視察しました。西谷隆義理事長、福田敬士常務理事らが訪問しました。

 同社は全国の原子力発電所、研究機関等の原子力施設や加速器等の運転・保守業務に当たってきました。2011年の福島第一原発事故以降は、総合的な放射線量低減に向けた除染や洗浄の業務を第一線で担っています。除染・洗浄の作業技術及び装置の開発に当たるのが技術開発センターで、今回は同センター長の藤川正剛氏らから話を聞きました。
 福島第一の放射性物質の線量測定や汚染除去には各種のロボットが投入されるなか、昨年のロボット大賞を受賞したのが同社開発の小型遠隔除染装置RACCOON(ラクーン)。作業員が高線量環境下の建屋内に入ることなく、遠隔操作により建屋内床面をヘビのように這いながら先端の除染ユニットが汚染を除去していきます。後継機のRACCOON Ⅱは、昨年から3号機に投入され、原子炉建屋1階の床面を除染中と紹介されました。
 このほかガンマ線照射室での試験風景や研削材によるブラスト除染のデモンストレーションなどを視察しました。

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