量子ビーム分析アライアンス

量子ビーム分析アライアンスは、複数の量子ビーム施設(J-PARC MLF、JRR-3、SPring-8等)を使った人材育成と、
具体的な産業利用成果の創出を目的に、2021年5月より以下の活動を行っています。

(1)量子ビーム利用に係るオンライン講義の配信を行い人材育成を図ります。
(2)複数の量子ビーム施設に設置されているビームラインにて利用実験・研究を行います。
   2021年度:SPring-8 BL28XU、J-PARC MLF BL16、JRR-3 SANS-J・TNRF・PNOにて実施。
   2022年度:SPring-8 BL28XU、J-PARC MLF BL16、JRR-3 SANS-J・TNRFにて実施。
   2023年度:SPring-8 BL28XU、J-PARC MLF BL16、JRR-3 SANS-J・TNRFにて実施予定。
(3)複数の量子ビーム施設を利用し、産業利用成果の創出促進を図ります。

運営組織:代表 竹中 幹人(京都大学化学研究所・教授)
参加企業14社(2023年4月現在):
      一般財団法人 化学物質評価研究機構、株式会社クラレ、住友ゴム工業株式会社、住友ベークライト株式会社、
      日産化学株式会社、株式会社日東分析センター、日本ゼオン株式会社、三井化学株式会社、三菱ケミカル株式会社、
      株式会社メニコン、DIC株式会社、株式会社ENEOSマテリアル、JSR株式会社、TOYO TIRE株式会社
運営期間:2021年5月~
参加形態:初級、中級、上級コースの3つのコースがあります。

コース 講義受講・技術相談 共同利用実験への参加 各社による個別利用実験
上級コース
中級コース
初級コース

 


参加企業専用ページ

※本事業にご興味のある企業様は、量子ビーム分析アライアンス事務局 qb_alliance[アットマーク]cross.or.jp までお問合せください。

活動内容

■実験スケジュール アライアンス参加企業による複数の量子ビーム施設での実験を、以下のとおり行っています。

実験名 中性子反射率実験*1 中性子イメージング実験*2  小角中性子散乱実験*3  放射光を用いた実験*4
開催施設 J-PARC MLF BL16 SOFIA
(ソフト界面解析装置)
 JRR-3 TNRF 
(熱中性子ラジオグラフィ装置)
 JRR-3 SANS-J 
(中性子小角散乱装置)
SPring-8(BL28XU)
 2021年度  6月 8月・11月 9月・11月 10月~2022年1月
(XAFS・SAX・共焦点XRD)
 2022年度  12月 7月・10月・11月 7~8月・11月 5~7月・11月~12月
2023年2月
(XAFS・SAX・
共焦点XRD・
ASAXS ・GI-SAXS)
 2023年度  5月 8月・10月・12月 11月・2024年2月 5~7月
(XAFS・SAX・
共焦点XRD・
ASAXS ・GI-SAXS)

 ・References
  *1 石田正浩、中性子関連技術解説書「中性子反射率法」
  *2 栗田圭輔、飯倉寛、中性子ラジオグラフィ装置”TNRF” “CNRF”
  *2 JRR-3、JRR-3ホームページ「中性子ラジオグラフィ」
  *3 公益社団法人日本高分子学会、高分子分析の原理・技術と装置メーカーリスト「中性子散乱法」
  *3 JRR-3、JRR-3ホームページ「中性子散乱」
  *4 SPring-8、SPring-8ホームページ「SPring-8とは」

■オンライン講義の配信 大学教員を中心とした講師陣による量子ビーム利用に関するオンライン講義の配信を行っています。
■プレスリリース
2021.9.30  複数の量子ビーム施設で活動する産学施設連携アライアンスを結成
      -産業界における量子ビーム利用者の育成と産業利用成果の最大化を目指す-

問合せ先:
 量子ビーム分析アライアンス事務局
 一般財団法人総合科学研究機構 新事業展開部
 TEL: 029-219-5300
 E-mail: qb_alliance
 E-mailの後に@cross.or.jpを付けてください。

 

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